【書評】33個試して、続いたのは5つ〜30代営業マンの8月まとめ〜
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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。
はじめに〜数えてみたら、思ったより残っていませんでした〜
8月は12冊読みました。書評を1本ずつ書いて、それぞれに「私が実際に変えたこと」を3つずつ載せています。11冊分で33個です。
最後の1冊だけ、ひとつも書きませんでした。 その話は後で書きます。
月末に、その33個を並べて眺めてみました。いま続いているのは5つでした。
正直、書いている最中は「今回はいけそうだ」と思っていました。どれも大げさなことは書いていないつもりでしたし、実際にその日は変えています。それでも8割以上が消えていました。
ただ、残った5つを並べたら、共通点がはっきり出ました。 そこがこの1か月でいちばんの収穫だったので、それを書きます。
8月に読んだ12冊
体の話から始まって、月末には人生の持ち時間の話になっていました。狙ったわけではなく、結果的にそうなりました。
全部読む必要はありません。悩みが近いものを選んでください。
| 何の話か | 本(書評へ) |
|---|---|
| 体を整える 午後の運転で頭が働かない | 運動脳/スマホ脳/スタンフォード式 最高の睡眠 |
| 自分の構えを変える 意志の強さと、伸びしろの見方 | スタンフォードの自分を変える教室/マインドセット |
| 自分が何者かを知る 人の見え方、強み、他人から見た自分、やりたいこと | 天才を殺す凡人/さあ、才能(じぶん)に目覚めよう/insight(インサイト)/世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 |
| 持っているものを数える 月末の3冊 | 幸福の「資本」論/限りある時間の使い方/なぜ世界の一流には「静かな人」が多いのか? |
続いた5つ
| 続いていること | どの本から |
|---|---|
| 筋トレの日に、有酸素運動をプラスした | 運動脳 |
| 悩み事があるときほど、まず体を動かす | 運動脳 |
| 寝室にスマホを持ち込むのをやめた | スマホ脳 |
| 昼に、10分だけ目を閉じる時間を作った | 最高の睡眠 |
| いちばん重い仕事を、朝いちばんに動かした | 自分を変える教室 |
この5つに共通していたこと
どれも「一度決めたら、あとは考えなくていいもの」でした。
有酸素運動は、もともと行っている筋トレの日に乗せただけです。新しく時間を作っていません。寝室にスマホを持ち込まないのは、置き場所を変えただけ。重い仕事を朝いちばんに動かしたのも、順番を決めただけです。
毎回「やるかどうか」を判断していません。 判断が要らないから、忙しい日でも崩れませんでした。
対して、続かなかったものを見ると、性質が違いました。
- 書き出す系(苦もなくできることを10個、得意なことを10個、不安を3つの箱に)
- 人に聞く系(妻に印象を聞く、決まった相手に年数回聞く)
- 言い方を変える系(「向いていない」を言わない、相手によって説明を変える)
どれも、その場その場で判断が要ります。 1回はできます。2回目もできます。そのうち、判断する余裕がない日が来て、そこで途切れました。
いちばん分かりやすかったのは「妻に、自分の印象を聞いてみた」でした。一度は聞きました。答えも面白かったです。それきりです。 次にいつ聞くのか、どういう場面で切り出すのか、何も決めていませんでした。決めていないものは、毎回ゼロから判断することになります。
「後輩の褒め方を変えた」も同じでした。意識した日はできています。ただ忙しい日は、そもそも褒める場面を思い出しません。 意識が要るものは、意識する余裕がない日に消えます。そして忙しい日ほど、本当は必要な日でした。
面白いのは、この理屈自体は8月に読んだ本の中に書いてあったことです。『スタンフォードの自分を変える教室』を読んだとき、私は「やるかどうかを考えない仕組みにした」と書いていました。その実践自体は消えているのに、その考え方に当てはまるものだけが残っていました。
前々職で見ていたのと、同じでした
ジムのトレーナーをしていた頃、続く人と続かない人の差をずっと見ていました。
続いた方は、たいてい来る曜日と時間が決まっていました。 仕事帰りに寄る、土曜の朝に来る。決めた枠に体を入れているだけで、毎回「今日行くかどうか」を考えていません。
続かなかった方は、熱心でした。目標を細かく立てて、食事も記録して。ただ、毎日いくつも判断していました。 忙しい週が来ると、その判断ごと止まってしまう。
10年前に見ていたことを、今度は自分でやっていました。
当時は「意識が高い人ほど続かない」のが不思議でした。いまなら少し分かります。熱心な人ほど、決めることを増やしてしまう。 増やした分だけ、判断が要る場面が増えていきます。私が33個も書いたこと自体が、たぶんそれでした。
読む前と読んだ後で、私はこう変わった
| 8月のはじめ | 8月の終わり | |
|---|---|---|
| 実践の選び方 | 良さそうなものを全部試していた | 判断が要らないものを選ぶようになった |
| 続かなかったとき | 自分の意志が弱いからだと思っていた | 仕組みの作り方が悪かったと考える |
| 冊数 | 多く読めた月ほど良い月だと思っていた | 何が残ったかで見るように変わった |
9月に試すこと
実践を3つ書くのはやめません。 ただ、そのうち1つは「置き場所か順番を変えるだけのもの」を必ず入れることにします。
33個のうち5つ、という数字は寂しく見えますが、5つ残ったのは事実です。それも全部、月の前半に読んだ本のものでした。時間が経った分だけ、残るかどうかがはっきり出たのだと思います。
月末の3冊(『幸福の「資本」論』『限りある時間の使い方』『なぜ世界の一流には「静かな人」が多いのか?』)は、公開から数日しか経っていません。続いたかどうかは、まだ判断していません。 数日で「消えた」と言うのは、さすがに乱暴だと思います。9月のまとめで数え直します。
そして最後の1冊は、読み終える前に書きました。 実践を3つ並べるのをやめて、まだ何も変えていないと書いています。33個書いて5つしか残らなかったのだから、今回は急いで変えない。この1か月の結果を、そのまま記事の形にした回です。
だから8月の実践は、12冊で36個ではなく33個です。最後の1冊は0個。数を減らせたことが、この月でいちばんの前進かもしれません。
数が減ること自体は、悪いことだと思わなくなりました。33個やろうとして5つ残るより、5つ決めて5つ残るほうが、たぶん強いです。 来月はそれを試します。
こんな方に読んでほしい
- 読んだ直後はやる気になるのに、気づくと元に戻っている方
- 意志が弱いからだと思って、自分を責めている方
- 今月何冊読んだかは言えるけれど、何が変わったかは言えない方
続かなかったほうを書き出すのは、正直あまり気持ちのいい作業ではありませんでした。それでも、5つは残っています。 来月また数えて、そのとき何が残っているのかを書こうと思います。
本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。
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