【紹介】『大事なことに集中する』〜1日が細切れで終わる30代の会社員が、まとまった時間を取り戻すために〜
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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。
はじめに〜1日の終わりに、何をしたか思い出せない方へ〜
夕方、車の中で「今日は何をしたんだったか」と考えることがあります。訪問はした。電話も返した。見積もりも出した。それなのに、何も進んでいない気がする。
理由ははっきりしています。1つのことを30分続けた時間が、1日に一度もないからです。
会社の連絡はほぼリアルタイムで飛んできます。運転中に着信があれば、次の訪問先で折り返す。その合間に資料を直す。細切れにされた1日は、足すと8時間でも、中身は8時間ぶんになりません。
この本は、そこを扱っています。
本の紹介
| 書名 | 大事なことに集中する 気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法 |
| 著者 | カル・ニューポート |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| ジャンル | 生産性・集中力・仕事術 |
原題は『Deep Work』。紹介文を読むかぎり、集中して深く考える時間を、意図的に確保する話です。詳しくはぜひ本書で。
30代の会社員に刺さるのは、この3点
①「すぐ返す人」だと思われると、一生細切れになる
返信が速いことは、社内では評価されます。 ただ、その評価には代償があります。速く返す人には、より多くの連絡が来るようになるからです。
30代は、その評価がいちばん効く時期です。頼りにされている実感があるので、自分から手放しにくい。 そして手放さないまま40代になると、自分の時間は一日中、他人の都合で埋まります。
評価の中身を見たほうがいいと思います。 速いから頼まれているのか、その人でなければできないから頼まれているのか。
②細切れの時間では、できない種類の仕事がある
メール返信や日報は、5分の隙間でできます。「新しい提案の切り口を考える」はできません。 頭を温める時間が要るからです。
問題は、細切れでもできる仕事のほうが、達成感が出ることです。片づいた数が目に見えるので、忙しい日ほどそちらに逃げます。
評価されるのは後者なのに、時間を使っているのは前者。 これが30代で「働いているのに伸びない」が起きる仕組みだと思います。
③集中は、気合いではなく段取りで作る
トレーナー時代、「今日から毎日走ります」と言った方はまず続きませんでした。続いたのは「火曜と金曜の20時に来ます」と決めた方です。
集中も同じです。 気が向いたときにやろうとすると、気が向く日は来ません。時間と場所を先に決めて、そこに予定を入れておくほうが確実です。
私の場合、移動中の車が唯一の一人の時間です。ここを何に使うかで、1日の中身が変わります。
1日の終わりに何をしたか思い出せない日が続いているなら、読んでおいて損はないはずです。気になった方はぜひ。
大事なことに集中する 気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法 [ カル・ニューポート ] 価格:1760円 |
取り入れると、こう変わります
| 取り入れる前 | 取り入れたあと | |
|---|---|---|
| 忙しさの原因 | 仕事量が多いからだと思う | 中断の回数が多いからだと分かる |
| 返信の速さ | 速いほど良いと思っている | 速さが必要な連絡かどうかを見る |
| 1日の終わり | 何をしたか思い出せない | 進んだ1つを言える |
| 考える仕事 | 空いた時間にやろうとする | 先に時間を取ってから、他を入れる |
今日から取り入れられる3つ
①午前に、45分の「連絡を見ない時間」を作る
1時間は取れません。45分なら取れます。 会議室でも車の中でも構いません。通知を切って、1つのことだけをやります。
45分あれば、考える仕事が1つ進みます。 進んだ実感があると、翌日も取ろうとします。
②「すぐ返さなくていい連絡」を仕分ける
全部に即答する必要はありません。急ぎでない連絡を、決まった時間にまとめて返す。1日2回で足ります。
最初は不安だと思いますが、困る連絡はほとんど来ないはずです。
③考える仕事を、予定表に入れてしまう
「時間が空いたらやる」は、来ません。訪問予定と同じ扱いで、先に枠を取ってしまうのが確実です。
空いた時間は必ず他で埋まります。先に取った人が勝ちます。
まとめ〜こんな方に読んでほしい〜
- 1日の終わりに、何をしたか思い出せない方
- 忙しいのに、評価される仕事に手が回っていない方
- 「すぐ返してくれる人」で止まっている気がする方
手を抜く話ではありません。細切れの合計と、まとまった45分では、出てくるものが違うという話です。
30代のうちに、細切れでもできる仕事と、そうでない仕事を分けておくと、40代の使い方が変わってくると思います。
本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。
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