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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。

はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜

書評ブログを続けていると、月に2〜3冊は必ず読みます。ありがたいことに知識は増えるのですが、去年の終わりごろ、少し胃もたれのような感覚がありました。読むたびに「明日から変えること」が増えていく。増えるだけで、片づいていかない。

そんなときに実家で見つけたのが、父が持っていた『道をひらく』でした。1968年に出た本で、装丁もずいぶん古い。ページをめくると、1話が1ページで終わっていました。

いま自分に足りないのは新しいノウハウではなく、読む量を減らすことかもしれない。そう思って、1日1ページだけ読む本として持ち帰りました。

本の紹介

道をひらくの表紙

本の基本情報です。

項目内容
書名道をひらく
著者松下幸之助
出版社PHP研究所
ジャンル随想・人生論

パナソニックの創業者が、月刊誌に寄せた短い随想をまとめた一冊です。1話が見開き1ページで完結する構成になっています。内容は本書で味わっていただくとして、ここでは読み方を変えたことで何が起きたかを書きます。

私がこの本から受け取った3つのこと

①1日1ページなら、感想を書く余裕があった

これがいちばん大きな変化でした。1冊を一気に読むと、読み終えた達成感で満足してしまい、内容が翌週には薄まっています。

1ページなら、読んだあとに考える時間のほうが長くなります。運転前の数分で読んで、その日の移動中にぼんやり考える。インプットより考える時間が長い状態を、この本で初めて経験しました。

②同じページが、月によって違って読めた

半年ほど続けて、一周したページに戻ってきました。線を引いた場所が、前回と違っていて驚きました。

内容は1ミリも変わっていないので、変わったのは自分のほうです。あの月は数字に追われていて、この月は後輩の指導で悩んでいた。読み返した跡が、そのまま自分の記録になっていました。

③古い本だからこそ、飛びつかずに済んだ

正直に言うと、最初は言葉づかいの古さが読みにくかったです。ところが読み進めるうちに、その古さが助けになりました。

新しいビジネス書は、読んだ瞬間に「明日から試そう」という気持ちを起こさせます。この本にはその押しがありません。おかげで、試す前に自分の頭で考える手順が戻ってきました。

私はこの本で、本の読み方そのものが変わりました。気になった方は、ぜひこちらから手に取ってみてください。

道をひらく [ 松下幸之助 ]

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感想(215件)

読む前と読んだ後で、私はこう変わった

自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。

読む前の私読んだ後の私
読む量冊数が増えるほど良いと思っていた減らして考える時間に回すようになった
読んだあとすぐ実践しようとして続かなかったしばらく持ち歩いてから試すようになった
読み返し一度読んだ本には戻らなかった同じページに戻る前提で読むようになった

私が実際に変えたこと

①朝、車に乗る前に1ページだけ読むことにした

社用車で走り出す前の数分を、この本に充てています。読むのは1話だけ。続きが気になっても、そこで閉じます。

物足りないくらいで止めるのが続いている理由だと思います。前々職のトレーナー時代、初日から追い込んだお客様ほど来なくなったのを何度も見てきました。同じことを、読書でもやっていたのだと思います。

②線を引くときに、日付を書き添えるようにした

線だけだと、どうしてそこに引いたのか半年後には分かりません。日付を書いておくと、当時の状況とセットで思い出せます。

これは他の本にも広げました。書評を書くときにも、当時の自分が何に引っかかったのかが残っているので助かっています。

③読む冊数の目標を、月2〜3冊のままにした

読み方を変えた結果、冊数を増やしたくなる時期がありました。ですが、増やすと考える時間から先に削られます。

いまは月2〜3冊のままにして、余った時間を書くほうに回しています。

まとめ〜こんな人に読んでほしい〜

『道をひらく』は、こんな方におすすめです。

  • ビジネス書を読みすぎて、少し胃もたれしている人
  • 読んでも身につかない感覚に心当たりのある人
  • まとまった読書時間が取れない人
  • 何度も読み返せる一冊を探している人

新しい発見を求める読み方には向かない本かもしれません。ただ、読む速度を落としたい時期には、これ以上ない相棒になります。積読が増えて苦しくなっている方に、ぜひ試してみてほしいです。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

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