※この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。

はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜

自分には才能がない。ずっとそう思って生きてきました。

人前で話すのは苦手ですし、気の利いた一言も出てきません。同じ営業所に、初対面の相手ともするりと打ち解ける人がいます。あれは持って生まれたものだと、早々に諦めていました。自己肯定感が低いというより、比べる相手をいつも間違えていたのだと思います。

ただ、ひとつだけ引っかかっていることがありました。筋トレです。週1〜2回のペースで、もう10年以上続いています。得意なわけでも、才能があるわけでもありません。それなのに、これだけは途切れなかった。

なぜこれは続いたのか。それが分かれば、他のことにも使えるかもしれない。そんな期待を持って、この本を開きました。

本の紹介

やり抜く力 GRITの表紙

本の基本情報です。

項目内容
書名やり抜く力ーGRIT(グリット) 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
著者アンジェラ・ダックワース
出版社ダイヤモンド社
ジャンル自己啓発・心理学

やり抜く力とは何かを、研究をもとに解き明かしていく一冊です。どんな調査や結論が出てくるのかは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では内容の解説ではなく、読んだ私の中で何が変わったかをお話しします。

私がこの本から受け取った3つのこと

①「才能がない」は、努力しない理由として都合がよすぎた

読みながら、いちばん耳が痛かったのがこれです。

才能の差は、たしかにあります。でも私は、その言葉をうまくいかなかったときの避難場所として使っていました。才能がないから仕方ない、と最初に言っておけば、結果が出なくても傷つかずに済むからです。

この構えでいるかぎり、続ける理由がどこにも生まれません。始める前から負けを認めている人が、粘れるはずもない。そう気づいたときは、正直かなりばつが悪かったです。

②続いたものには、必ず「戻ってこられる形」があった

筋トレが続いた理由を、この本のおかげでようやく言葉にできました。私は週1〜2という、崩れても戻れる量にしていたのです。

風邪をひいて2週間空いても、週1のペースなら「1回飛ばした」程度の感覚で戻れます。これが週5だったら、2週間空いた時点で挫折の記録になっていたはずです。実際、そうやって諦めたことが他にいくつもあります。

前々職でトレーナーをしていた頃、続かない人に共通していたのも同じでした。最初のメニューが重すぎるのです。やる気があるうちに立てた計画ほど、やる気が落ちた日に耐えられない。

③興味は、続けた先で深まっていくものだった

これは意外でした。私はずっと、好きなことだから続く、順番はそうだと思っていました。

でも自分を振り返ると、筋トレが面白くなったのは始めて何年も経ってからです。最初はただ苦しいだけで、フォームの意味も分かっていませんでした。続けるうちに分かることが増え、分かるから面白くなった。

営業の仕事も似ています。3年目くらいまでは、正直つまらないと思っていました。得意先の事情が読めるようになってから、少しずつ面白くなってきた。面白くなるまで続けられるかどうかが、たぶん最初の関門なのだと思います。

私はこの本で、才能を言い訳にするのをやめられました。同じように諦め癖のある方は、ぜひ手に取ってみてください。

やり抜く力ーGRIT(グリット) 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける [ アンジェラ・ダックワース ]

価格:1980円
(2026/7/26時点)
感想(23件)

読む前と読んだ後で、私はこう変わった

自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。

読む前の私読んだ後の私
才能の捉え方ない人は仕方ないと諦めていた続けた量の差を才能と呼んでいたと気づいた
筋トレが続いた理由たまたま自分に合っていたから崩れても戻れる量にしていたから
新しいことの始め方やる気のあるうちに重い計画を立てた最初から小さくして、続く形を先に作る
面白さの順番好きだから続くと思っていた続けたから面白くなると考えるようになった

私が実際に変えたこと

①ブログの更新を「週3回」から動かさないと決めた

いちばん大きな変更がこれでした。書けそうな週に無理して増やすのをやめたのです。

以前は勢いのある週に5本書いて、その反動で2週間止まる、という波がありました。いまは調子がよくても週3で止めます。書ける日に書き切らないぶん、書けない日にも戻ってこられる。筋トレで身についていた考え方を、そのまま持ち込んだ形です。

②苦手な取引先の訪問を、順番の最初に置いた

気が重い相手ほど後回しにして、結局その日は行かない。この癖をやめました。

朝いちばん、いちばん気の進まない先から回ります。苦手な相手だから避けていたのか、避けていたから苦手になったのか、正直もう分かりません。ただ、通う回数が増えたら、話しやすさは確実に変わりました。

③「3年続けてから判断する」と決めた

飽きっぽさへの対策です。何かを始めるとき、向いているかどうかの判断を3年後まで先送りすると決めました。

始めて数か月の段階では、面白さも向き不向きも見えていないと分かったからです。ブログもいま1年目で、正直まだ手応えは半々です。それでも、判断しないと決めているぶん、迷わずに続けられています。

まとめ〜こんな人に読んでほしい〜

『GRIT やり抜く力』は、こんな方におすすめです。

  • 自分には才能がないと感じて、早めに諦める癖がある人
  • 何を始めても長続きしないと悩んでいる人
  • 逆に、続いているものが一つだけあって、その理由を知りたい人
  • 30代になって、いまから始めても遅いのではと感じている人

読んで思ったのは、これは根性を説く本ではないということでした。むしろ、根性でどうにかしようとする人ほど続かないという話に近い。私が10年続けられたのも、意志が強かったからではなく、弱い日でも耐えられる形にしていたからでした。

いま何かが続かなくて落ち込んでいる方がいたら、責める先は自分ではなく、計画のほうかもしれません。一度そこを疑ってみませんか。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

→ Audibleを見てみる

関連記事へのリンク

【関連記事】『アトミック・ハビット』の書評はこちら続ける仕組みを具体的な手順に落とした一冊です。本書で「なぜ続くのか」を、こちらで「どう続けるか」を受け取る組み合わせが、私にはいちばん効きました。

【関連記事】『7つの習慣』の書評はこちら土台となる考え方を扱った本です。続ける力をどこに向けるかという問いに、こちらが答えをくれました。向ける先を間違えると、粘りは無駄になります。

【関連記事】『失敗の科学』の書評はこちら続けていれば必ず失敗もします。そのときに折れずに済むかどうかを扱った一冊で、本書と合わせて読むと構えが変わりました。

ご購入はこちら