※この記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます

九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。

はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜

時間術の本を、ずいぶん読んできました。

朝の使い方、優先順位のつけ方、タスクの分解。どれも試して、そのたびに少しだけ効率は上がりました。運転中のAudibleを倍速にして、月に読める冊数も増えました。

それなのに、忙しさは一向に減りません。空いた時間には、必ず別の予定が入ってきます。訪問件数を1件増やせるようになると、次は2件増やせないかと考えている自分がいました。

追いつくために走っているのに、ゴールが遠ざかっていく感じ。この本を手に取ったのは、その仕組みそのものを疑いたかったからです。

本の紹介

限りある時間の使い方の表紙

本の基本情報です。

項目内容
書名限りある時間の使い方
著者オリバー・バークマン
出版社かんき出版
ジャンル時間術・人生論・エッセイ

いわゆる時間術とは、まったく逆の方向から時間を扱う一冊です。どんな話が展開されるのかは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では内容の解説ではなく、読んだ私の一日がどう変わったかをお話しします。

私がこの本から受け取った3つのこと

①効率を上げても、忙しさが減らない理由が分かった

いちばん納得したのがこれでした。

速く処理できるようになると、その分だけ多く引き受けてしまう。私はまさにこれをやっていました。移動の段取りを改善して1件多く回れるようになったら、翌月にはその1件が当たり前の件数になっている。

効率化そのものが悪いわけではありません。ただ、効率で忙しさを解決しようとするのは、袋の底が抜けたまま物を詰めているようなものでした。10年間、私は袋を大きくする努力ばかりしていたことになります。

②全部やるのは、努力不足ではなく単純に不可能だった

これは言われて初めて認められました。

やりたいことも、やるべきことも、時間より多い。私はそれを自分の要領が悪いせいだと思っていました。もっと早く起きれば、もっと集中すれば、全部片づくはずだと。

でも、そもそも入りきらない量なのだとしたら、話は変わります。終わらないのは失敗ではなく、前提。そう受け取った瞬間、月末に持ち帰り仕事をしながら感じていた罪悪感が、少しだけ軽くなりました。

③「いつか」のために、今をずっと下ごしらえにしていた

いちばん胸に刺さったのがこれです。

私は何をするときも、その先を見ていました。読書はブログのため、ブログはいつかの何かのため、筋トレは将来の健康のため。すべてが準備で、本番がいつまでも来ない。

前々職で気づいていたはずのことでもありました。ジムでいちばん続くのは、痩せるためだけに来ている人ではなく、動くこと自体が嫌いではない人です。私の筋トレが10年続いたのも、目標のためではなく、単にその時間が悪くなかったからでした。仕事や読書には、その視点をまったく持ち込んでいませんでした。

私はこの本で、終わらない仕事に罪悪感を持たなくなりました。時間に追われている方は、ぜひ手に取ってみてください。

限りある時間の使い方 [ オリバー・バークマン ]

価格:1870円
(2026/7/27時点)
感想(14件)

読む前と読んだ後で、私はこう変わった

自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。

読む前の私読んだ後の私
効率化上げれば余裕ができると思っていた上げた分だけ埋まると理解した
終わらない仕事自分の要領が悪いせいだと責めていた入りきらないのが前提だと受け止めた
やらないこと決めずに全部抱えていた先に落とすものを決める
読書やAudible冊数を増やすことが目的だった減らして、残す時間に変えた

私が実際に変えたこと

①朝いちばんに「今日やらないこと」を書いた

やることリストはずっと書いてきましたが、やらないことを書いたのは初めてでした。

営業車に乗る前に、手帳に2つだけ書きます。今日は触らない案件、今日は返さない連絡。書いた瞬間に肩の力が抜けるのが分かります。以前は全部が未処理として頭に残っていて、運転中もそれを反芻していました。落とすと決めたものは、頭からも降りてくれます。

②Audibleの倍速をやめて、冊数を追うのを捨てた

これは思い切りが要りました。速く聴けば多く読めると信じていたからです。

等倍に戻すと、当然ながら月の冊数は減りました。ただ、商談の前に思い出せる内容は明らかに増えています。冊数を増やすために聴いていた頃は、聴き終えた本の内容を数日で忘れていました。多く入れることと、残ることは別の話でした。

③週末の予定を、ひとつ空けたまま残した

これがいちばん効いています。以前は土日に必ず何かを詰めていました。買い物、ジム、実家、ブログの下書き。

いまは、片方の半日を意図的に空けたままにします。妻と近所を歩いて終わることもあれば、コーヒーを淹れて何もしないこともある。生産的ではありません。ただ、準備ではない時間が週に一度あるだけで、月曜の気分が違います。

まとめ〜こんな人に読んでほしい〜

『限りある時間の使い方』は、こんな方におすすめです。

  • 時間術を試しても、忙しさが減らない人
  • やることが終わらないのを、自分のせいだと責めている人
  • 読書やインプットを、冊数で数えてしまう人
  • 将来のための準備ばかりで、今が薄いと感じる30代

時間術の本だと思って開くと、たぶん裏切られます。効率を上げる方法ではなく、上げても解決しないと突きつけてくる本だからです。私はそこで一度読む手が止まりました。

いまも仕事は終わりませんし、読みたい本は積み上がったままです。それでも、終わらないことを失敗だと思わなくなっただけで、運転中の気分がずいぶん軽くなりました。追いつくために走り続けている方は、一度立ち止まってみませんか。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

→ Audibleを見てみる

関連記事へのリンク

【関連記事】『自分の時間を取り戻そう』の書評はこちら何に時間を使わないかを決める本です。本書で「全部は入らない」と受け止めてから読むと、削る決断がしやすくなります。

【関連記事】『反応しない練習』の書評はこちら考えすぎて疲れる癖を扱った一冊です。終わらない仕事を運転中に反芻してしまう方は、こちらが効きます。

【関連記事】『7つの習慣』の書評はこちら何を大事にするかを先に決める本です。落とすものを選ぶには基準が要ると分かって、私は読み返しました。

ご購入はこちら
 通勤や移動の時間が、そのまま読書時間になります

私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。

当ブログで紹介している本も、Audibleで聴けるものが多くあります。「読む時間がない」と感じている方こそ、30日間の無料体験から試してみませんか?