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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。

はじめに〜「で、結論は?」と言われる方へ〜

報告の途中で遮られると、けっこう応えます。

私は必ず経緯から話し始める癖があります。順を追って話したほうが分かりやすいと思っていました。相手はそう思っていませんでした。

伝え方の本を何冊か読みました。読んだ直後はうまくいきます。3日で戻ります。

このブログにはその頃の書評が残っています。並べ直して、はっきりしたことがあります。

6冊ぶんの「私が実際に変えたこと」は、全部で18個ありました。数えてみたら、「短く話す方法」が1つも入っていませんでした。

18個とも、口を開く前にやることでした。

3冊が、別の言い方で同じことを書いています。

`話しながら考えると、必ず長くなる 頭のいい人が話す前に考えていること書いていないと、必ず経緯から話し始める 考える技術・書く技術指示が抽象的なときは、私の考えが固まっていない 具体と抽象

`

説明が長いのは、話す技術の問題ではありませんでした。話し始めた時点で、もう決まっていました。

その線で6冊を並べ直しました。やる順番も、この順がいいと思います。

順何をする段階か冊数
1口を開くのを、一度止める2冊
2話す順番を、先に決める2冊
3言葉を置き換える/あとで束ねる2冊

3から始めても効きません。 止まれない人が言葉だけ変えても、長さは変わらないからです。

まず、口を開くのを一度止める2冊

いちばん地味で、いちばん効きます。

ゼロ秒思考

紙に書き出してから車を降りるようになった本です。

訪問先の駐車場で、その日の相手に確認したいことを1枚書き出します。1分もかかりません。

それだけで、商談後の「言い忘れた」がかなり減りました。言い忘れていたのは、覚えていなかったからではなく、そもそも決めていなかったからでした。

頭のいい人が話す前に考えていること

振られたら、返事の前に3秒黙るようにした本です。

たった3秒ですが、その間に「相手は何を知りたいのか」を一度だけ考えられます。

慣れるまで、沈黙が怖かったです。 実際には誰も気にしていませんでした。気にしていたのは自分だけでした。

3秒のあいだにやることは1つだけです。「相手はいま、何を知りたいのか」。それ以外は考えません。考えると3秒では終わりません。

次に、話す順番を先に決める2冊

止まれるようになったら、止まっている間に何をするかです。

考える技術・書く技術

話しかける前に、結論を一行だけ手帳に書く本です。

30秒もかかりません。それでも、書いた日と書かなかった日で、報告にかかる時間が明らかに違います。

手が覚えている癖なので、口ではなく紙で止めるしかありませんでした。

イシューからはじめよ

「これは何を決めるためですか」と、先に聞くようになった本です。

以前は言われたまま資料を作っていました。いまは作る前に1つ聞きます。

聞いてみると、決めることが決まっていない依頼がかなりあります。押しが弱い私でも、質問する形なら角が立ちません。

最後に、言葉を置き換える/あとで束ねる2冊

ここは仕上げです。上の2つができていないと、効きません。

具体と抽象

相談の前に「どの高さの話か」を言うようになった本です。

「A社1軒の具体的な相談です」と最初に断る。それだけで返ってくる答えが変わりました。以前は個別の相談をしているのに一般論が返ってきていました。高さを指定していなかったのは、私のほうでした。

メモの魔力

商談メモに「つまり」を一行足すようになった本です。

「納期の話を3回された」→つまり、価格より納期で判断されている。

これは話す前ではなく、話したあとの作業です。 ただ、この一行があると次の訪問の「前」が楽になります。 あとの作業は、次の前のためにあります。

読む前と、6冊を並べ直したあと

並べ直す前並べ直したあと
長くなる理由話し方が下手だから話しながら考えているから
直す場所話している最中口を開く前
準備の中身何を言うか考える何を決めるかを1つ書く
沈黙気まずいので埋める3秒は誰も気にしていない

効かなかったこと

言い回しを覚えるのは、私には残りませんでした。

「結論から申し上げますと」のような型は、覚えた日は使えます。次の週には出てきません。8月のまとめで数えたときも、消えていた側に入っていました。

残ったのは、口を開く前に手を動かすものだけでした。紙に書く、3秒黙る、1つ聞く。判断が要らなくなるからだと思います。

もう一つ。話を短くしようとすると、かえって長くなりました。 削ろうとして言い直すからです。短くするのではなく、決めてから話すと、結果として短くなりました。

こんな方に読んでほしい

  • 報告の途中で「で、結論は?」と遮られる方
  • 伝え方の本を読んで、3日で戻っている方
  • 話しながら考えてしまう自覚がある方
  • 後輩への指示が伝わらず、言い方を変えてみている方

「短く話す技術」だけを扱った本は、1冊も入れていません。 私に効いたのが、そこではなかったからです。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

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【関連記事】33個試して、続いたのは5つ実践がどれくらい残るかを数えた記事です。残ったのは「一度決めたら考えなくていいもの」だけでした。この記事で「言い回しは残らなかった」と書いたことの、数字での裏づけになります。

 通勤や移動の時間が、そのまま読書時間になります

私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。

当ブログで紹介している本も、Audibleで聴けるものが多くあります。「読む時間がない」と感じている方こそ、30日間の無料体験から試してみませんか?