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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。

はじめに〜プレイヤーのまま、まとめ役になった方へ〜

ある日を境に、自分の数字だけ追っていればよかった時期が終わります。後輩がつき、若手の相談を受け、そのうち小さなチームを見ることになる。

ところが、まとめ方は誰も教えてくれません。自分がやってきたやり方を伝えるくらいしか、手がない。うまくいかないと「あいつはやる気がない」で片づけてしまう。

私も、チームがうまくいかない理由を、人の性格で説明していました。性格の話にすると、対策が「気合いを入れる」しかなくなります。

本の紹介

THE TEAMの表紙
書名THE TEAM 5つの法則
著者麻野耕司
出版社幻冬舎
ジャンル組織論・チームづくり・マネジメント

チームがうまくいくかどうかを、精神論ではなく法則として扱う本です。紹介文を読むかぎり、チームづくりを5つの法則に分けて説明した本です。詳しくはぜひ本書で。

30代の会社員に刺さるのは、この3点

①目標が「頑張ろう」で止まっている

「今期は数字を伸ばそう」は、目標に見えて目標ではありません。何がどうなったら達成なのかが決まっていないからです。

決まっていないと、各自が自分の解釈で動きます。そして期末に、噛み合っていなかったことに気づきます。

30代のまとめ役がいちばんつまずくのがここだと思います。自分は分かっているので、伝わっていると思ってしまう。

②メンバーを、自分の劣化版として見てしまう

自分と同じやり方をさせようとする。 これをやると、自分より下手な人しか育ちません。

私は最初、後輩に自分と同じ回り方をさせていました。朝いちばんに遠方から、というやり方です。ところが合わない人には合わない。数字が出なかったのは、やる気ではなく順番の問題でした。

チームも同じで、得意なことがバラバラなのが普通です。

③言わなくても分かるはず、が事故を生む

日本の職場は、察することを前提に回っています。言わなくても分かるだろう、が積み重なって、認識がずれていきます。

やっかいなのは、ずれていることに誰も気づかないまま進むことです。気づくのは、たいてい手遅れになってから。

言わなくて済んだのは、全員が同じ仕事をしていた時代の話だと思います。

いまは同じ営業所にいても、担当エリアも取引先も違います。見ているものが違う相手に、察してもらうのは無理です。

営業所でも、「見れば分かるだろう」で済ませていることが山ほどあります。在庫の置き方、伝票の回し方、取引先ごとの暗黙の段取り。入って半年の人には、何ひとつ見えていません。

まとめ方を誰にも教わっていない、という段階の方に向いています。気になった方はぜひ。

THE TEAM 5つの法則 [ 麻野耕司 ]

価格:1650円
(2026/8/23時点)
感想(7件)

取り入れると、こう変わります

取り入れる前取り入れたあと
うまくいかない原因メンバーの性格ややる気決め方・伝え方の問題として見る
目標の立て方「頑張ろう」で共有した気になる何がどうなったら達成かを言葉にする
メンバーの見方自分と同じやり方をさせる得意が違う前提で割り振る
伝え方言わなくても分かるはず面倒でも言葉にする

今日から取り入れられる3つ

①目標を「終わった状態」で書き直す

「売上を伸ばす」ではなく、「◯月末に、△△が終わっている」と書きます。

終わった状態が言えないなら、まだ目標になっていません。

②メンバー1人につき、得意を1つ書き出す

紙に書くだけで構いません。 書けない相手がいたら、その人のことをまだ知らないということです。

③「言わなくても分かる」と思った瞬間に、言う

思った瞬間が合図です。 面倒だから省こうとしているだけのことが多い。

1回言うのに30秒、ずれたまま進んだ場合の手戻りは半日です。

まとめ〜こんな方に読んでほしい〜

  • 後輩やチームを任されたが、まとめ方を教わっていない方
  • うまくいかない原因を、人の性格で説明してしまう方
  • プレイヤーとしては結果を出せていた方

リーダー論の本ではありません。 気合いや人間力の話が出てこないので、まだ管理職ではない30代にこそ読みやすいと思います。

自分の数字だけ追っていればよかった時期は、思ったより早く終わります。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

→ Audibleを見てみる

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【関連記事】『リーダーの仮面』の書評はこちらまとめ役の振る舞いを扱った本です。あちらは個人の立ち居振る舞い、こちらはチームの仕組み。並べると役割の違いが見えます。

【関連記事】『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』の書評はこちら組織の生産性を扱った本です。もう少し先の段階の話なので、この本のあとに読むと入りやすいです。

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私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。

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