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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。

はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜

成功哲学の本は、ずっと避けてきました。

「強く願えば叶う」という類の話が苦手だからです。自己肯定感が低い人間にとって、願えば叶うと言われるのは、叶っていないのは願いが弱いからだと言われているのと同じに聞こえます。

それでも読もうと思ったのは、この本が80年以上読み継がれているからでした。中身が空っぽなら、さすがにここまで残らない。そんなに長く売れている理由のほうに興味がありました。

もうひとつ、前々職の経験が引っかかっていました。ジムで結果を出す人は、たいてい「なりたい体」を具体的に言えます。願うだけでは変わらないけれど、願わない人はもっと変わらない。その中間に何かあるはずだと思っていました。

本の紹介

巨富を築く思考法の表紙

本の基本情報です。

項目内容
書名巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH
著者ナポレオン・ヒル
出版社きこ書房
ジャンル成功哲学・自己啓発・古典

多くの成功者への取材をもとに、共通点を段階として整理した古典です。どんな段階が示されるのかは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では内容の解説ではなく、精神論が苦手な私が何を受け取ったかをお話しします。

私がこの本から受け取った3つのこと

①「願う」の前に、数字を決めろという話だった

いちばん意外だったのがこれでした。

私が身構えていたのは、気持ちを強く持てという話です。実際には、金額と期限を具体的に決めろというところから始まります。曖昧なままの願いは扱われていない。

これは前々職でやっていたことと同じでした。「痩せたい」で来た人には、いつまでに何キロかを必ず聞きます。数字がないと、続けているのか止まっているのかも分からないからです。私は指導ではそう言っておきながら、自分の目標は曖昧なままでした。

②繰り返し思い浮かべることには、実務的な理由があった

ここは半信半疑のまま読みました。

毎日思い浮かべると実現する、という部分です。私は精神論として受け取りかけたのですが、読み進めると判断のたびに基準として使うという話だと分かりました。

思い返せば、私が営業で迷ったときは、たいてい基準を持っていないときです。基準を毎日確認している人は、迷う回数がそもそも少ない。神秘的な話ではなく、意思決定の回数を減らす仕組みとして読めば納得できました。

③80年前の本なので、そのままは使えない

正直な部分も書いておきます。

例に出てくる人も、時代背景も古いです。そのまま自分に当てはめられる話は、多くありません。 表現も熱く、私は途中で何度か鼻白みました。

それでも読む価値があったのは、いま読んでいる本の多くが、この本の言い換えだと分かったからです。目標を数字にする、基準を持つ、続ける。最近の本で読んだことが、ここに元の形で書いてありました。古典を読む意味は、そこにあるのだと思います。

私はこの本で、目標を数字と期限で書くようになりました。精神論が苦手な方は、ぜひ手に取ってみてください。

巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH [ ナポレオン・ヒル ]

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感想(9件)

読む前と読んだ後で、私はこう変わった

自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。

読む前の私読んだ後の私
成功哲学の本精神論だと決めつけて避けていた具体的な手順の部分だけ受け取る
目標「もっと良くしたい」で止まっていた数字と期限で書く
繰り返し確認すること気休めだと思っていた迷う回数を減らす仕組みだと理解した
古典情報が古いので後回し最近の本の元の形として読む

私が実際に変えたこと

①今年の目標を、数字と期限で1行にした

まずこれをやりました。「ブログを頑張る」ではなく、数字と日付を入れて1行にします。

書いてみて分かったのは、数字を入れられない目標は、私が本気で決めていない目標だということでした。書けなかったものは、今年はやらないと決めました。減らしたぶん、残ったものに時間が向きます。

②その1行を、手帳の最初のページに書いた

毎日見る場所に置きました。読み返すのは数秒です。

効いたのは、やる気が出ることではありませんでした。何かを頼まれたときの判断が速くなったことです。1行に照らして、合わなければ丁寧に断る。基準があると、迷っている時間が減ります。

③古典を読むときのルールを決めた

読み方そのものを変えました。古い例と熱い表現は飛ばして、手順の部分だけ拾う。

こう決めてから、避けていた古典に手が出るようになりました。全部を受け取ろうとすると、私は途中で閉じてしまいます。拾う場所を先に決めておくと、最後まで読める。これは思わぬ収穫でした。

まとめ〜こんな人に読んでほしい〜

『巨富を築く思考法 THINK AND GROW RICH』は、こんな方におすすめです。

  • 成功哲学の本を、精神論だと思って避けてきた人
  • 目標が「もっと良くしたい」で止まっている人
  • 最近の自己啓発書に、どこかで読んだ感を覚える人
  • 自己肯定感が低く、強い言葉が苦手な30代

繰り返しますが、そのまま使える本ではありません。 表現は古く、熱量も高い。読む人を選びます。

それでも、いま読んでいる本の元をたどる体験には価値がありました。古典は答えを探して読むより、いまの本の出どころを確かめるつもりで読むほうが、私には合っていました。精神論が苦手な方こそ、手順の部分だけ拾い読みしてみませんか。

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同じく古典に入る一冊です。本書より整理されているので、古典に慣れていない方はこちらから入ると読みやすいと思います。

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続ける力を現代の研究で扱った本です。本書の「繰り返し確認する」に納得できなかった方は、こちらのほうが腑に落ちます。

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能力は伸びるという見方の本です。目標を数字にしたあと、届かない時期をどう受け止めるかは、こちらが支えになります。

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私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。

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