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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。

はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜

読んだ直後がいちばんやる気がある。私はずっとそうでした。

本を閉じた瞬間は「明日から変わる」と思っています。ところが3日後には、内容すら思い出せない。月に2〜3冊読んで、変わったことがほとんどないという時期が何年も続きました。

自分でも薄々分かっていました。読むこと自体が目的になっている。読書は真面目な行為なので、読んでいるあいだは何かをやっている気になれるのです。

この本は前から知っていましたが、正直あまり読む気が起きませんでした。関西弁の神様が出てくる、というだけで距離を取っていたのです。手に取ったのは、真面目な本ばかり読んで何も変わっていない自分に、さすがに嫌気がさしたからでした。

本の紹介

夢をかなえるゾウの表紙

本の基本情報です。

項目内容
書名夢をかなえるゾウ1
著者水野 敬也
出版社文響社
ジャンル自己啓発・小説

サラリーマンと関西弁の神様のやり取りで進む物語です。どんな課題が出されるのかは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では内容の解説ではなく、読んだ私の行動がどう変わったかをお話しします。

私がこの本から受け取った3つのこと

①「知っている」と「やっている」の差を突きつけられた

いちばん刺さったのがこれでした。

出てくる課題は、正直どれも目新しくありません。私が「そんなことは知っている」と思った瞬間に、知っているのにやっていない自分が浮かび上がる仕組みになっていました。

これは前々職の記憶と重なります。ジムで「腹筋は毎日やったほうがいいですか」と聞く人ほど、やっていませんでした。知識を集める行為が、動かない言い訳になる。私は自分の読書で、まったく同じことをやっていたわけです。

②物語だから、逃げられなかった

これは形式の話ですが、大きかったです。

説明の本なら、私は読み飛ばせます。線を引いて満足して終わる。ところが物語だと、主人公が自分と同じように言い訳をするので、逃げ道が先回りして塞がれる。

「明日からやります」と言う主人公を見て、笑ったあとに気まずくなりました。数時間前の自分だったからです。

③一つずつしか出てこないのが、ちょうどよかった

これは実務的な効きどころでした。

課題は一度に一つしか出てきません。私はいつも、本から10個くらい学んで、全部やろうとして全部やらないタイプでした。一つずつ渡されると、やらない理由がなくなる。

トレーナー時代、私は初心者に種目を3つしか出しませんでした。多いと続かないからです。指導ではできていた設計が、自分の読書には入っていなかった。

私はこの本で、読んだその日に何かを一つやるようになりました。読んで満足して終わる方は、ぜひ手に取ってみてください。

夢をかなえるゾウ1 [ 水野 敬也 ]

価格:968円
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感想(53件)

読む前と読んだ後で、私はこう変わった

自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。

読む前の私読んだ後の私
読書のゴール読み終えることその日に一つ動くこと
学んだことの数10個メモして全部やらない1個だけ選んで、その日にやる
知っている話知っているから飛ばしていたやっているかを確認する
やる気読んだ直後だけ高かった行動に変えてから消える

私が実際に変えたこと

①読み終えた日に、必ず一つだけやる

いちばん効いたのがこれでした。本を読み終えたその日のうちに、内容に関係する行動を一つだけやると決めました。

小さくて構いません。取引先に一本電話を入れる、手帳に一行書く、それだけ。「今日やる」を条件にすると、大きなことは選べません。選べないから続きます。以前は大きな計画を立てて、着手すらしませんでした。

②Audibleで聴いた本も、対象に入れた

運転中に聴く本は、これまで「ながら聴き」で終わっていました。内容が流れていくだけです。

いまは営業所に着いてから、車の中で1分だけ考えます。今日やることを一つ決めてから降りる。たった1分ですが、これをやらないと聴いた内容は本当に消えます。

③人に貸すようにした

これは思わぬ副産物です。この本を後輩に貸しました。物語なので、活字が苦手な相手でも読めるからです。

返ってきたときに感想を聞くと、自分が忘れていた課題を相手が覚えていることがあります。読み返すよりよほど記憶に残りました。人前で話すのが苦手な私でも、本の話ならできるという発見もありました。

まとめ〜こんな人に読んでほしい〜

『夢をかなえるゾウ』は、こんな方におすすめです。

  • 読んだ直後だけやる気が出て、3日で戻る人
  • 自己啓発書を何冊も読んで、何も変わっていない人
  • 知識は増えたのに、行動が変わらない自覚がある人
  • 活字が得意ではないが、何か変えたい30代

ふざけた見た目の本です。私も長いあいだ敬遠していました。ただ、真面目な本を10冊読んで動かなかった人間が、この本では動いたというのが事実です。

内容の新しさを求めると、たぶん物足りません。知っていることばかり出てきます。それでも、知っているのにやっていないことを突きつけられる体験には価値がありました。読んで満足する癖がある方は、一度試してみませんか。

本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。

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