【書評】『人を動かす』〜人前が苦手で自己肯定感の低い営業マンが、「技術」として人間関係を学び直した〜
はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜
人前で話すのが苦手で、自己肯定感も高くない私にとって、ルート営業という仕事は正直向いていないと思う日がよくあります。お客様に何気なく言われた一言を家に帰ってからも引きずったり、クレームにうまく言い返せず悔しい思いをしたり。そんなときに、前々職でスポーツジムのトレーナーをしていた頃から名前だけは知っていた『人を動かす』を、運転中のAudibleでようやくきちんと聴いてみることにしました。
あまりに有名な自己啓発の古典なので、内容の細かい紹介は最小限にします。今回は要約ではなく、自己肯定感が高くない自分の営業経験と照らし合わせながら、素直な感想をお届けします。
本の紹介
本の基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | 人を動かす(文庫版) |
| 著者 | デール・カーネギー |
| 出版社 | 創元社 |
| ジャンル | 自己啓発・人間関係・コミュニケーション |
1936年の出版以来、世界で読み継がれている人間関係の古典です。細かい原則の一つひとつは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では、私が特に刺さった部分と、人前が苦手な自分の営業の実感に絞ってお話しします。
私がこの本から受け取った3つのこと
①「相手の立場に立つ」は、性格ではなく技術として学べるものだった
気配りができる人は生まれつきそういう性格なのだと思い込んでいましたが、本書を読んで、相手の関心事から会話を始めるというのは、意識すれば誰でも使える技術なのだと気づかされました。人前が苦手な自分でも、型があるなら真似できると思えました。
②「批判しない・非難しない」の難しさと効果を、身をもって知った
クレームや理不尽な要求に対して、つい言い返したくなる自分がいます。本書を読んで、批判を我慢することがどれほど難しいか、そして我慢した先にどれほど関係が変わるかを、頭ではなく実感として理解しました。
③「重要感を持たせる」という一言が、こんなに効くとは思わなかった
相手の名前を覚えて呼ぶ、相手の話をきちんと聞く。当たり前のようで、自己肯定感が低い自分は「自分の話」ばかり気にしていたことに気づかされました。相手を主役にするだけで関係が変わるという事実は、素直に驚きでした。
私はこの本で、人との関わり方への向き合い方が大きく変わりました。気になった方は、ぜひこちらから手に取ってみてください。
価格:2200円 |
読む前と読んだ後で、私はこう変わった
自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。
| 読む前の私 | 読んだ後の私 | |
|---|---|---|
| 商談前の緊張 | 嫌われないかとにかく不安だった | 相手の関心事から会話を始めればいいと分かった |
| クレーム対応 | つい言い返したくなっていた | まず相手を認めてから伝えるようになった |
| 自己肯定感 | 自分の話し方に自信が持てなかった | 小さな成功体験の積み重ねで少しずつ自信になった |
私が実際に変えたこと
①商談の最初の5分は、相手の話を聞くことに徹するようにした
人前が苦手な分、以前は自分が何を話すかで頭がいっぱいでした。今は最初の5分だけは自分から話すことを我慢し、相手の話を聞くことに集中するようにしています。
②指摘したいときも「まず認めてから、次に伝える」順番を守るようにした
お客様の勘違いや誤解を正したいときも、いきなり否定から入らず、まず相手の言い分を一度認めるようにしました。それだけで、こちらの話も聞いてもらいやすくなった気がします。
③お客様の名前を覚えて、次回お会いしたときに呼ぶようにした
ささやかなことですが、次にお会いしたときに名前で呼びかけるようにしただけで、明らかに表情が変わるお客様がいます。自己肯定感が低い自分にも、確かな手応えとして返ってくる実践でした。
まとめ〜こんな人に読んでほしい〜
『人を動かす』は、こんな方におすすめです。
- 人前で話すのが苦手で、人間関係に自信が持てない人
- クレームや理不尽な要求に、つい感情的に反応してしまう人
- 自己肯定感が低く、相手との関係づくりに苦手意識がある人
- 営業や接客など、人と関わる仕事をしている30代・40代の会社員
『人を動かす』は、性格を変える本ではなく、誰でも使える「技術」を教えてくれる一冊でした。口下手で人前が苦手な自分でも、型をなぞるところから始められるという安心感があります。
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ご購入はこちら私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。
当ブログで紹介している本も、Audibleで聴けるものが多くあります。「読む時間がない」と感じている方こそ、30日間の無料体験から試してみませんか?
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