【書評】『スタンフォード式 最高の睡眠』〜午後の運転で眠気と戦う30代営業マンが、眠りの質を見直すまで〜
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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。これは要約ではなく、読んで何を変えたかの記録です。
はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜
ルート営業をしていて、いちばん怖いのは午後の眠気です。
昼を過ぎて社用車を走らせていると、まぶたが重くなる瞬間があります。危ないので窓を開けたり、コンビニに寄って缶コーヒーを買ったりしてしのいでいました。それが毎日の当たり前になっていたことに、自分では長く気づきませんでした。
睡眠時間は6時間ほど。短いとは思っていましたが、世の中の30代はみんなこんなものだろうと考えていました。実際、増やそうにも帰宅時間を考えると難しい。
だから睡眠の本は避けていました。「8時間寝ましょう」と書かれていても、できないものは仕方がないからです。この本を開いたのは、時間を増やす以外の方法があるのかを知りたかったからです。
本の紹介
本の基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | スタンフォード式 最高の睡眠 |
| 著者 | 西野 精治 |
| 出版社 | サンマーク出版 |
| ジャンル | 健康・睡眠・生活習慣 |
睡眠を研究の視点から捉え直し、質という側面から扱っていく一冊です。どんな知見が示されるのかは、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では内容の解説ではなく、読んだ私の生活がどう変わったかをお話しします。
私がこの本から受け取った3つのこと
①長さを増やせないなら、質を変えるしかなかった
読み始めてすぐ、自分の逃げ道がふさがりました。
私は「時間が取れないから睡眠は諦めるしかない」と思っていました。でもこの本が扱っているのは、まさに限られた時間の中で何を変えるかという話でした。時間を言い訳にできなくなった時点で、読む姿勢が変わりました。
これは筋トレと同じ構造でした。週5でジムに通えないから鍛えられない、ではなく、週1〜2で何をやるかを考える。10年続けてこられたのはその発想があったからなのに、睡眠にはまったく適用していませんでした。
②寝入りの時間帯が、他とは違う扱いだった
いちばん実践に直結したのがこれです。眠り始めの時間帯が特別に重要だという話でした。
裏を返せば、そこを乱す行動が一日の回復を台無しにしているということです。私の場合、思い当たることが山ほどありました。寝る直前の入浴、布団の中でのスマホ、遅い時間の食事。
どれも「疲れているから」という理由でやっていたことでした。回復のためのつもりが、回復を邪魔していた。
③眠気は、根性で乗り切るものではなかった
午後の運転中の眠気を、私はずっと気合いの問題として扱っていました。窓を開け、コーヒーを飲み、頬を叩く。
でもそれは、原因ではなく症状に対処していただけでした。前々職で、疲労が抜けないまま無理に追い込もうとする人を何人も見てきました。あのとき私は「休むのも練習のうちです」と言っていたはずです。自分の眠気にだけは、その言葉を使っていませんでした。
私はこの本で、午後の運転が怖くなくなりました。眠気と戦っている方は、ぜひ手に取ってみてください。
価格:1760円 |
読む前と読んだ後で、私はこう変わった
自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。
| 読む前の私 | 読んだ後の私 | |
|---|---|---|
| 睡眠の捉え方 | 時間が足りないから諦めるもの | 長さを増やせないぶん、質を変えるもの |
| 入浴 | 寝る直前に済ませていた | 就寝の90分ほど前に入るようにした |
| 午後の眠気 | 気合いとコーヒーで乗り切っていた | 昼に短く目を閉じる時間を作った |
| 起きる時間 | 休日は昼近くまで寝ていた | 平日と大きくずらさないようにした |
私が実際に変えたこと
①入浴の時間を、寝る90分前に動かした
いちばん簡単で、いちばん効きました。やったのは順番を変えただけです。
これまでは帰宅して食事をして、眠くなってから風呂に入っていました。いまは先に入って、そのあとに家のことを済ませます。寝つくまでの時間が明らかに短くなり、夜中に目が覚める回数も減りました。
②昼に、10分だけ目を閉じる時間を作った
訪問と訪問の合間、車を停めて10分ほど目を閉じます。眠らなくても構いません。
以前はその時間にスマホを見ていました。休んでいるつもりでしたが、まったく休めていなかったわけです。午後の眠気が、この10分でかなり変わりました。缶コーヒーを買う回数も減ったので、財布にもやさしい変更でした。
③休日の起床時間を、平日とそろえた
これがいちばん抵抗がありました。休日くらい寝ていたいのが本音です。
それでも、平日との差を1時間以内に収めるようにしました。月曜の朝のつらさが、思っていた以上に軽くなりました。寝だめで取り返そうとしていたものは、たぶん取り返せていなかったのだと思います。
まとめ〜こんな人に読んでほしい〜
『スタンフォード式 最高の睡眠』は、こんな方におすすめです。
- 睡眠時間を増やせない事情がある人
- 午後に強い眠気が来て、仕事に支障が出ている人
- 運転する仕事で、眠気が安全に直結している人
- 休日に寝だめをしても、疲れが取れないと感じる30代
「早く寝ましょう」で終わる本ではありませんでした。時間を増やせない人に向けて、何を変えられるかを示してくれる内容だったのが、私にはありがたかったです。
睡眠時間はいまも6時間ほどで変わっていません。それでも、午後の運転で眠気に耐える時間がはっきり減りました。時間が取れないからと諦めている方こそ、一度読んでみませんか。
本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。
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