【書評】『アトミック・ハビット』〜意志力より「営業車の中」を変えたら、筋トレも仕事も続いた〜
はじめに〜この本を手に取ったきっかけ〜
筋トレ歴10年。人からは「意志が強いですね」と言われることがよくあります。でも正直、自分では意志力に自信があるタイプだとは思っていません。むしろ人前で話すのは今でも苦手ですし、自己肯定感が高いわけでもない。それなのに筋トレだけは続いている。ルート営業の運転中にAudibleでいろいろなビジネス書を聴いている中で、この矛盾の答えをくれたのが『アトミック・ハビット』でした。
実は以前『7つの習慣』の書評でも「続ける力」について書いたことがあるのですが、あちらが「人格・在り方」の話だったのに対し、本書はもっと即物的で、「意志力に頼らず、環境の仕組みで習慣を変える」という切り口でした。今回は要約ではなく、前々職でスポーツジムのトレーナーをしていた経験とも照らし合わせながら、素直な感想をお届けします。
本の紹介
本の基本情報です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 書名 | ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(Atomic Habits) |
| 著者 | ジェームズ・クリア |
| 出版社 | パンローリング株式会社 |
| ジャンル | 自己啓発・ビジネス書 |
世界500万部を超えるベストセラーで、「習慣」を扱った本の中でも特に実践的だと言われる一冊です。細かい理論や研究の紹介は、ぜひ本書で確かめてみてください。この記事では、私が特に刺さった「意志力に頼らない仕組み化」の部分と、前々職のトレーナー経験・現在のルート営業の日常に絞ってお話しします。
私がこの本から受け取った3つのこと
①「2分ルール」で、始めるハードルそのものを疑うようになった
新しい習慣が続かないのは意志が弱いからだと思い込んでいましたが、本書を読んで、そもそも「最初のハードルが高すぎる」ことが原因だったと気づかされました。とにかく「2分だけやる」に分解する発想は、営業車を運転しながら聴いていて、思わず「そうか」と声が出たほどでした。
②環境を変えると人が変わる、というのは前々職の実感そのものだった
前々職でスポーツジムのトレーナーをしていたとき、同じ指導をしても続く会員さんと続かない会員さんがいました。当時は「本人のやる気次第」だと思っていましたが、本書を読んで、続いた人は無意識に「ジムに行く動線」や「ウェアを置く場所」など、環境を味方につけていたのだと言葉にできました。
③習慣は「結果」ではなく「アイデンティティの証明」だった
「痩せるために走る」ではなく「走る人間になるために走る」という考え方は、自分の筋トレ歴10年をあらためて説明してくれる感覚がありました。私はいつからか「筋トレをする人間である」ことが先にあって、結果はあとからついてきていたのだと腑に落ちました。
私はこの本で、習慣に対する向き合い方が大きく変わりました。気になった方は、ぜひこちらから手に取ってみてください。
ジェームズ・クリアー式複利で伸びる1つの習慣 (フェニックスシリーズ) [ ジェームズ・クリアー ] 価格:1650円 |
読む前と読んだ後で、私はこう変わった
自分の中で起きた変化を、正直にまとめます。
| 読む前の私 | 読んだ後の私 | |
|---|---|---|
| 続かない習慣への見方 | 意志が弱いせいだと自分を責めていた | 環境設計ができていないだけだと捉え直した |
| 新しい習慣の始め方 | 最初から気合いを入れて高い目標を立てていた | 「2分だけ」に分解してから始めるようになった |
| 筋トレの意味づけ | ただの日課、こなす作業だった | 「続けられる自分」を証明する行為だと思えるようになった |
私が実際に変えたこと
①Audibleは「再生ボタンを押すだけ」を目標にした
運転中に聴く習慣自体は元々ありましたが、「今日は集中して聴くぞ」と意気込むほど続かないことに気づき、今は「エンジンをかけたら再生ボタンを押すだけ」を目標にしています。聴き始めれば自然と続くので、ハードルを極限まで下げたのが効きました。
②筋トレウェアを前夜に見える場所へ置くようにした
前々職のトレーナー時代に薄々気づいていた「環境を整えると続く」を、自分にも本気で応用しました。朝起きてすぐ目に入る場所にウェアを置くようにしただけで、行くか迷う時間そのものが減りました。
③「今日も続けられた」を1行だけメモするようにした
人前で話すのが苦手で、自己肯定感も高くない私にとって、結果よりも「続けられている自分」を確認できることが地味に支えになっています。大きな成果ではなく、続けたという事実だけを1行書き留めるようにしました。
まとめ〜こんな人に読んでほしい〜
『アトミック・ハビット』は、こんな方におすすめです。
- 意志力に自信がなく、習慣が続かないことで自分を責めがちな人
- 『7つの習慣』のような人格論より、もっと具体的な仕組みを知りたい人
- 指導する立場(教育・マネジメントなど)で、人の継続を後押ししたい人
- 筋トレや勉強など、何かを「続けたい」と思っている30代・40代の会社員
『アトミック・ハビット』は、「意志が弱いから続かない」という思い込みを外してくれる一冊でした。『7つの習慣』が土台となる考え方だとすれば、本書はその土台を実際に動かすための仕組みです。両方読むと、続ける力の輪郭がかなりはっきりします。
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「続く・続かない」を人格・在り方の側面から扱った一冊です。本書の仕組み化とあわせて読むと、続ける力の全体像がつかめます。
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筋トレを10年続けている理由を、脳科学の側面から補強してくれる一冊です。習慣化の仕組みと、体を動かすことの意味を両面から理解できます。
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新しい習慣のための時間をどう作るかという視点で、本書の実践とつながる一冊です。
ご購入はこちら私はルート営業で1日2〜4時間運転しますが、その時間はAudibleで本を「聴く」時間にしています。月2〜3冊読めているのは、正直この移動時間のおかげです。
当ブログで紹介している本も、Audibleで聴けるものが多くあります。「読む時間がない」と感じている方こそ、30日間の無料体験から試してみませんか?
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