【紹介】『働き方』〜仕事を好きになれない30代の会社員が、目の前の一件を変えるために〜
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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。
はじめに〜この仕事が好きかと聞かれると、困る方へ〜
ルート営業を4年半続けています。 不満があるわけではありません。取引先との関係も悪くないし、数字も人並みには出ています。
ただ、「この仕事が好きですか」と聞かれると、言葉に詰まります。嫌いではない。でも好きかと言われると分からない。
30代になると、この問いが重くなってきます。このまま定年まで同じことを繰り返すのかと、運転中にふと思う日があるからです。
著者は京セラの創業者ですが、もともと一生懸命に働くのが苦手だったと書いているそうです。そこが気になって手に取りました。
本の紹介
| 書名 | 働き方 「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 |
| 著者 | 稲盛和夫 |
| 出版社 | 三笠書房 |
| ジャンル | 働き方・人生哲学・自己啓発 |
紹介文を読むかぎり、働くことそのものを扱った本です。詳しくはぜひ本書で。
30代の会社員に刺さるのは、この3点
①好きだから続くのではなく、続けたから好きになる
順番が逆だった、という話です。
私は「好きな仕事を見つける」ほうを考えていました。いま好きになれないなら、別のどこかに向いている仕事があるのだろうと。
ただ、筋トレを10年続けている自分を振り返ると、最初から好きだったわけではありません。続けているうちに、できることが増えて、面白くなった。
仕事にだけ、最初から好きであることを求めていました。
②地味な作業を繰り返す時期が、飛ばせない
すぐに成果が出る仕事のほうが、やっていて気持ちがいい。だから、地味な作業を「早く抜けたい期間」として扱ってしまいます。
前々職でも、基礎の種目を面倒がる方ほど伸びませんでした。派手な種目に飛びつく気持ちは分かるのですが、土台が無いと形になりません。
30代は、その時期を飛ばしたくなる年齢だと思います。同期との差が見え始めて、焦りが出るからです。
③今日の一件を変えるほうが、転職を考えるより早い
「この仕事が向いていない」と考え始めると、話が大きくなりすぎます。向き不向きも、転職も、10年後も、一度に考えることになる。
目の前の一件をどうするかのほうが、はるかに小さくて、動かせます。
大きい問いは、動けなくします。 動かないから、また同じことを考える。
私は運転中にこれをやっていました。車の中は考える時間が長いので、同じ問いを何周もします。 答えが出ないまま、次の訪問先に着く。
そして訪問先では、いつもどおりの仕事をする。考えた時間が、何にも反映されていません。
考える場所と量を決めていないと、思考が生活の隙間を全部埋めます。
好きかどうかで迷っている段階の方に、いちばん効くと思います。気になった方はぜひ。
働き方 「なぜ働くのか」「いかに働くのか」 [ 稲盛和夫 ] 価格:1540円 |
取り入れると、こう変わります
| 取り入れる前 | 取り入れたあと | |
|---|---|---|
| 仕事への向き合い方 | 好きになれる仕事を探す | 目の前の一件をよくする |
| 地味な作業 | 早く抜けたい期間 | 土台を作っている時間と見る |
| 迷ったとき | 向いているかどうかを考える | 今日どうするかに落とす |
| 同期との差 | 焦って手を広げる | 自分の担当を深くする |
今日から取り入れられる3つ
①今日の訪問を、1件だけ丁寧にする
全部は無理です。1件だけ。
前より少し準備して、前より少し聞く。1日1件なら続きます。
②地味な作業を、1つだけ極める
日報でも、在庫の確認でも構いません。「これは自分がいちばん速い」と言えるものを1つ作ります。
土台は、そこから積み上がります。
③向き不向きを考えるのを、月1回に決める
考えるのをやめる必要はありません。 ただ、毎日考えると動けなくなります。
月末に30分だけ考える、と決めておくと、残りの日は目の前に集中できます。
まとめ〜こんな方に読んでほしい〜
- この仕事が好きかと聞かれると、困る方
- 向いていないのではないか、と時々考える方
- 同期との差が見え始めて、焦っている方
精神論に見えるかもしれません。 ただ、書いているのが「もともと一生懸命に働くのが苦手だった」という人なので、根性がある人向けの本ではないと思っています。
30代は、このままでいいのかと考え始める時期です。考えること自体は悪くありませんが、考えるだけの日が続くのがいちばんつらい気がします。
本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。
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【関連記事】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』の書評はこちらやりたいことの探し方を扱った本です。探すか続けるか、真逆の方向なので、並べて読むと自分がどちらのタイプか見えてきます。
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