【実践】AIに作らせたものが毎回ずれる30代が、直しの出どころを数えてみた
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九州でルート営業をしている30代です。前々職はスポーツジムのトレーナー、筋トレ歴10年。運転中のAudibleで月2〜3冊。
はじめに〜最初の説明が悪かったのか、と考えていませんか〜
AIに何かを作ってもらうと、たいてい思っていたのと少し違うものが返ってきます。
そのたびに私は、最初の説明が足りなかったのだろうと考えていました。次はもっと細かく書こう。抜けがないように、先に全部決めておこう。
9月、AIと一緒に野球のカードゲームを作り始めました。身内で遊ぶためだけのもので、売り物ではありません。
最初に、元になった遊び方をAIに見せました。それでも、作っている最中に「微妙に違う」と感じるところがたくさん出てきました。
そこで説明を書き直すより先に、途中まで作ってもらって、遊んでみて、直すことを繰り返しました。あとで記録を読み返して、これは『仕事は楽しいかね?』の書評に書いた実践と同じだと気づきました。
この記事は、AIへの頼み方のコツは扱いません。書くのは、ずれたあとにどうするかです。
本の紹介
| 書名 | 仕事は楽しいかね?[新版] |
| 著者 | デイル・ドーテン |
| 出版社 | きこ書房 |
| ジャンル | 働き方・自己啓発・物語 |
大きな目標より、昨日と違うことを1つ試すほうを勧める本です。詳しくはぜひ本書で。
やっていたのは、実践の3つ目でした
書評に書いた3つのうち、3つ目と同じことをしていました。
ブログの書き方も、1本ごとに1か所変えている。
変えながら続けるほうが、直してから出すより早く良くなると実感しています。
ブログでやっていたことを、ゲーム作りでもやっていました。 先に完璧な説明を書くのではなく、途中まで作ってもらって、遊んでみて、直す。
9月10日の私のメモには、こう残っています。
途中まで作って、試してみて、修正しての繰り返し。
直しの出どころを数えました
作り始めた9月7日から10月2日までの開発記録を、全部読み返しました。
記録に残っている直しを、「何がきっかけで見つかったか」で分けました。 件数は記録の書き方がまちまちなので、はっきり数えられた1つだけ入れています。
| 見つかったきっかけ | 記録にある例 |
|---|---|
| 私が遊んでみて、おかしいと言った | 数字の足し方が実物のカードと違う/途中で画面が止まる/カードの置き場所の流れが実物と違う |
| 実物のカードや公式ページを見せた | カードの数字の入れ間違い/「勝負中◯」という表記の本当の意味 |
| 私の質問で、調べ直した | 「無い」と言われたルールが、公式にちゃんとあった |
| 友達と初めて対戦した | 9月22日の初対戦。翌日のメモに「5点ほど修正点が見つかった」 |
| AIに何度も自動で対戦させる準備をした | もう一度対戦すると、選んだチームが元に戻る |
記録を読み返したかぎり、「最初の説明を書き直したら直った」という直しは見当たりませんでした。
価格:1980円 |
並べて分かったのは、1つだけでした
ずれは全部、試したあとに見つかっています。
- 遊んでみて、初めて「違う」と分かった
- 実物を見せて、初めて「そういう意味か」と分かった
- 人と対戦して、初めて「ここが止まる」と分かった
説明を細かくしても、見つからなかった種類のずれです。 そもそも私自身、実物のカードを見るまで、どこが違うのかを言葉にできていませんでした。
書評に書いたことと、同じでした
『仕事は楽しいかね?』の書評で、私はこう書いていました。
やり方を1つ変えるくらいでは何も失わない。
ゲーム作りでも、1回試して違ったときに失ったものは、ほとんどありませんでした。 直してもらえば済みます。
失っていたのは、試す前に「どう説明すれば一度で伝わるか」を考え込んでいた時間のほうでした。
数える前と、数えたあと
| 数える前 | 数えたあと | |
|---|---|---|
| ずれたときに思うこと | 最初の説明が悪かった | 試したから見つかった |
| 最初にやること | 抜けのない説明を書く | 途中まで作ってもらって、遊ぶ |
| 直しが出ること | 失敗だと思っていた | 前に進んでいる印だと思う |
| 私の役目 | 正しく説明する人 | 試して、実物を見せる人 |
1つだけ、違うところがありました
AIにも「試す」をさせました。 難しさを確かめるために、コンピューター同士を1000試合以上、自動で対戦させています。
ところが最初は、同じ強さ同士でも6割対4割の偏りが出ました。原因は、先攻か後攻かと、使ったチームの強さです。入れ替えて打ち消して、初めて本当の差が見えました。
試す回数を増やしても、試し方が偏っていると、偏った答えが出ます。
書評を書いたときは、試すことは多いほどいいと思っていました。何で試すかを決めるのは、まだ人の仕事でした。
私が実際に変えたこと
①ルールは、最初に全部決めない
ゲームのルールは、作りながら1つずつ足しました。 延長戦の決まりも、交代の決まりも、土台が動いてから足しています。先に全部を決めてから頼む、をやめました。
②言葉で説明できないものは、実物を見せる
カードの写真や公式ページを、そのまま渡すようにしました。 私が言葉に直すと、私の思い込みが混ざります。
③直しが出た日を、悪い日にしない
9月23日のメモに、こう書いていました。
これからも続けていくとまだまだ出ると思うので、これを繰り返していくしかない。これも一つの楽しみと思って進めていく。
直しが5件出た日に、私が書いたことです。 自分のメモを読み返して、少し驚きました。
まとめ〜こんな方に読んでほしい〜
- AIに作ってもらったものがずれるたびに、自分の説明を責めている方
- 頼む前に、抜けのない指示を書こうとして手が止まる方
- 『仕事は楽しいかね?』を読んで、どこで試せばいいか迷っている方
ずれは、試したから見つかります。 試す前に考え込むより、途中まで作ってもらって遊んでみるほうが、たぶん早いです。
本は「聴く」こともできます。 机に向かう時間が取れないときほど、移動時間のほうが確実です。
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