はじめに

「毎日一生懸命働いているのに、なぜかお金が貯まらない」「給料は上がっているはずなのに、生活が楽にならない」「将来のために何かしたいけど、何から始めればいいか分からない」

30代になり、仕事にも慣れてきた一方で、こんな「お金」に関する漠然とした不安を抱えていませんか?良い大学を出て、良い会社に入れば安泰だという時代は終わりました。しかし、学校では誰も「お金の増やし方」や「賢い使い方」を教えてはくれませんでした。

今回ご紹介するのは、そんな私たちの「お金の常識」を根底から覆す一冊、ロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん貧乏父さん』です。

本書は、全世界でシリーズ累計4000万部以上を売り上げた、まさに「お金の教科書」。なぜ多くの人がお金に困り続けるのか、そしてどうすればそこから抜け出せるのかを、2人の対照的な父親の教えを通して分かりやすく解き明かしてくれます。

本の紹介

  • 著者: ロバート・キヨサキ
  • 出版社: 筑摩書房
  • ジャンル: 自己啓発、お金、資産形成、投資

著者のロバート・キヨサキ氏が少年時代に受けた、2人の父親からの教えが本書のベースになっています。一人は、高い学歴を持ちながらもお金に苦労した実の父「貧乏父さん」。もう一人は、学歴はないがビジネスで成功し、ハワイで有数の資産家となった友人の父「金持ち父さん」。この2人の対照的な考え方を通じて、お金持ちになるための哲学と具体的な方法を学ぶことができます。

3つの重要なポイント

本書には「6つの教え」がありますが、ここでは特に30代の私たちが理解すべき、3つの核心的なポイントを解説します。

1. 金持ちは「資産」を買い、中流以下の人々は「負債」を買う

本書で最も衝撃的なのが、この「資産」と「負債」の定義です。

資産は私のポケットにお金を入れてくれる。
負債は私のポケットからお金をとっていく。
(本書より引用)

金持ち父さんは、このシンプルな定義を徹底します。多くの人が「資産」だと信じているマイホームや車も、ローン返済や維持費で毎月ポケットからお金を奪っていくなら、それは「負債」だと言い切ります。金持ちになるための第一歩は、ポケットにお金を入れてくれる本当の「資産」(株、不動産、ビジネスなど)を買い、ポケットからお金を奪う「負債」を減らすことなのです。

2. お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる

多くの人は、給料をもらうために働き、その給料で生活費やローンの支払いをする「ラットレース」の中にいます。給料が上がっても、生活レベルを上げてしまい、結局お金は手元に残りません。

金持ちはお金のために働かない。彼らは、お金を自分のために働かせる方法を知っている。
(本書より引用)

金持ち父さんは、給料に依存するのではなく、資産が生み出す収入(不労所得)で生活することの重要性を説きます。資産が自分の代わりに24時間働いてくれる仕組みを作ることこそが、ラットレースから抜け出し、経済的自由を手に入れる唯一の道なのです。

3. お金のためではなく、学ぶために働く

貧乏父さんは「安定した仕事」を求めましたが、金持ち父さんは「学ぶ機会」を重視しました。

長い目で見ると、教育は金よりも価値がある。
(本書より引用)

特に若い頃は、給料の高さだけで仕事を選ぶのではなく、自分のビジネスや投資に役立つスキル(会計、投資、マーケティング、法律など)を学べる仕事を選ぶべきだと説いています。そこで得た知識や経験が、将来、お金を生み出す最大の資産となるからです。

明日から取り組める3つのアクション

1. 自分の「資産」と「負債」を書き出してみる

まず、自分の持ち物を「ポケットにお金を入れてくれるもの(資産)」と「ポケットからお金を奪うもの(負債)」に分けて紙に書き出してみましょう。住宅ローン、自動車ローン、クレジットカードのリボ払い…思った以上に「負債」が多いことに気づくはずです。現状を把握することが、全ての始まりです。

2. 毎月1万円から「資産」を買い始める

いきなり大きな投資をする必要はありません。まずは毎月1万円を、つみたてNISAなどの制度を活用してインデックスファンドに投資するなど、小さな一歩を踏み出しましょう。「資産を買う」という行動を習慣にすることが重要です。お金が自分のために働いてくれる感覚を、少額からでも体験してみましょう。

3. 「お金の勉強」に時間を投資する

週末に1時間だけ、お金に関する本を読んだり、YouTube動画を見たりする時間を作りましょう。本書で興味を持った「会計」や「不動産投資」など、特定の分野を深掘りするのも良いでしょう。自分自身への知的な投資が、将来最も高いリターンを生み出します。

まとめ

この本はこんな人におすすめ

  • 一生懸命働いているのに、なぜかお金が貯まらないと感じている人
  • 将来のお金に漠然とした不安を抱えている30代
  • 投資や資産形成に興味はあるが、何から始めればいいか分からない人
  • 経済的自由を手に入れ、会社に縛られない生き方をしたい人

『金持ち父さん貧乏父さん』は、単なる投資のノウハウ本ではありません。私たちがお金に対して無意識に抱いている「思い込み」を壊し、新しい視点を与えてくれる一冊です。

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本書で「お金を働かせる」というマインドを学んだら、次はその土台となる「お金を貯める」原則を学びましょう。『バビロン大富豪の教え』は、「収入の10分の1を貯金する」という、資産形成の最も基本的で強力な習慣を教えてくれます。この2冊を読むことで、お金持ちへの道筋がより明確になるはずです。

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